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「難しい決断をした経験について教えてください。」
この質問で大切なのは、決断の大きさではありません。
面接官が知りたいのは、
限られた情報や複数の選択肢がある中で、何を考え、何を基準に判断し、その結果にどう向き合ったか。
つまり、次の3つの力が見られています。
今回は、英語面接で Describe a difficult decision. と聞かれたときの回答の作り方と、20〜30秒程度で答えられるシンプルな英語例をご紹介します。
この質問では、面接官は主に次の点を確認しています。
重要なのは、
「何を決断したか」だけでなく、「なぜその決断をしたのか」
です。
面接官は、あなたの過去の経験から、どのように考え、判断する人なのかを見ています。
この質問では、
I had to make a difficult decision, and I decided to…
と、決断だけを説明して終わらないことが大切です。
面接官が知りたいのは、どのような状況で、何を考え、なぜその選択をし、どのような結果になったのかです。
STAR-Lで整理してみましょう。
| STAR-L | 面接官が知りたいこと(英語) | この質問で話す内容 |
|---|---|---|
| Situation | What made the decision difficult? | どのような状況で、なぜ判断が難しかったのか |
| Task | What were you responsible for? | あなたにどのような判断・責任が求められていたか |
| Action | How did you make the decision? | 何を比較・検討し、何を基準に決断したのか |
| Result | What was the outcome? | その決断によって、どのような結果につながったか |
| Learning | What did you learn from the experience? | 何を学び、現在の仕事にどう活かしているか |
この質問では、特に Action が重要です。
例えば、
I decided to postpone the project.
だけではなく、
After reviewing the risks and discussing the options with my team, I decided to postpone the launch.
と伝えることで、何を考えてその決断に至ったのかが面接官に伝わります。
Answer
I once had to decide whether to delay a system launch because of a technical risk. After reviewing the impact with my team, I chose to postpone it. We resolved the issue and launched successfully two days later.
Answer
I had to decide whether to pursue a large client whose requirements we couldn’t fully meet. After evaluating the risks, I recommended not moving forward. It protected our team’s resources and allowed us to focus on better opportunities.
Answer
During a campaign, I had to decide whether to stop an underperforming advertisement. Although we had already invested significantly, I recommended reallocating the budget. The new approach improved engagement and taught me to focus on data rather than sunk costs.
Answer
During a project, I had to decide whether to delay an important submission because some information required further verification. I prioritized accuracy and recommended additional review. We submitted later, but avoided potential compliance issues and maintained quality.
どちらにもメリット・デメリットがあるなど、簡単には決められなかった理由を伝えましょう。決断の難しさが分かると、あなたの判断力も伝わりやすくなります。
面接官が知りたいのは、Why did you make that decision? です。
quality、customer impact、cost、deadlineなど、何を優先して判断したのかを明確にしましょう。
I reviewed… / I considered… / I discussed… / I decided… など、自分が考えて行動したことを伝えます。チームの行動だけでなく、自分が判断にどう関わったかを明確にすることが大切です。
決断したところで終わらず、Decision → Result → Learning まで伝えましょう。結果だけでなく、その経験をその後の仕事にどう活かしているかまで話せると、成長力もアピールできます。
I’ve never really had to make a difficult decision.
大きな決断である必要はありません。
優先順位を決めた、顧客への対応方法を決めた、スケジュールを変更した、限られた予算や人員の使い方を決めた、という経験も十分に使えます。
We had a problem, so I decided to delay the project.
これだけでは、なぜその判断をしたのかが分かりません。
面接官が知りたいのは、Decisionそのものだけではなく、Decision-making process です。
My manager told me to do it, so I did.
上司やチームと相談した経験でも問題ありません。
ただし、その中で自分が何を考え、何を提案し、どのように判断に関わったのかを伝えましょう。
| 質問 | 面接官が知りたいこと | 回答のポイント |
| Describe a difficult decision. | 判断力・優先順位・責任感 | 何を基準に決断したか |
| Describe a difficult situation. | 問題解決力・対応力 | 難しい状況にどう対応したか |
| Tell me about a challenge. | 粘り強さ・課題解決力 | 困難をどう乗り越えたか |
| Tell me about a conflict. | 協調性・対立解決力 | 意見の違いをどう調整したか |
| Tell me about a mistake. | 責任感・改善力 | ミスにどう対応し、改善したか |
| Tell me about a failure. | 成長力・自己分析力 | 失敗から何を学んだか |
特に、
Describe a difficult decision.
と
Describe a difficult situation.
は似ています。
Difficult situationでは、**「難しい状況にどう対応したか」**が中心です。
一方、Difficult decisionでは、**「複数の選択肢の中から、なぜその判断をしたのか」**が中心になります。
同じエピソードを使う場合でも、質問に合わせて強調するポイントを変えることが大切です。
この質問を練習すると、
「そんなに大きな決断をした経験がありません。」
という方がいらっしゃいます。
しかし、会社全体を左右するような大きな決断である必要はありません。
例えば、
こうした経験も十分に使えます。
私が面接官として特に注目するのは、
「この人は、何を基準に判断する人なのか?」
という点です。
英語が流暢でも、判断理由が分からなければ、回答の説得力は弱くなります。
反対に、シンプルな英語でも、
- 〇 I considered the risks.
- 〇 I reviewed the options.
- 〇 I prioritized quality.
- 〇 I discussed the impact with my team.
と順序立てて説明できれば、あなたの考え方が面接官に伝わります。
また、必ずしも「完璧に正しかった決断」を選ぶ必要はありません。
大切なのは、その時点で得られた情報をもとに合理的に判断し、その結果に責任を持ち、経験から学んだことです。
英語面接では、難しい英語を使うことよりも、「なぜそう判断したのか」をシンプルな英語で伝えることを意識してみてください。
Describe a difficult decision. で面接官が見ているのは、決断の大きさではなく、あなたの意思決定のプロセスです。
回答では、
Situation → Task → Action → Result → Learning
を意識しながら、
「What did you decide?」だけでなく、「Why did you decide that?」まで伝える。
これが、面接官に評価される回答を作るポイントです。
ロータスでは、英語講師であり実際の英語面接官でもある Tea(ティー)品川 が、何を話すかだけでなく、どう伝えるかまで、一人ひとりに合わせてマンツーマンでサポートしています。
面接官が評価するアピールやエピソードを整理し、自分の英語で伝わる力を身につけます。
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英語面接では、”Describe a difficult decision.” 以外にも、自己紹介、志望動機、弱み、実績、失敗経験、リーダーシップ、キャリアプランなど、さまざまな質問が出されます。
よく聞かれる質問を事前に確認し、それぞれの質問で面接官が何を評価しているのかを理解しておくことで、本番でも一貫性のある回答ができるようになります。