| 市橋先生: |
音読は次の2つの事を可能にする働きを持っているからなのです。
(第1)日本語の語順、発想、思考形成から脱却し、英語の語順、発想、思考形成を頭に完全に定着させられるのです。この結果、話したいことを日本語から英語に英訳するプロセスを経ないで、いきなり言いたいことを英語で考え、発信することが可能になります。
(第2)英語の語順、発想、思考形成が自分のものになるということは、英文法の細かい規則を話すときに考えなくても話したいことが、英語で口に出てくるようになるのです。
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| 読 者: |
なるほど、ところで音読と言われましたが、何回各例文を音読することが必要なのですか。 |
| 市橋先生: |
最低各例文を80回です。 |
| 読 者: |
ええ、80回も先生、各文を音読するのですか。何故そんなに音読する必要があるのですか。80回という回数はどこから出てきたのですか。 |
| 市橋先生: |
長年教えてきた経験から80回が必要だと言うことが分かったのです。 |
| 読 者: |
先生、音読が効果的だと言うので私もやってみようと思いますが、回数を半分の40回にして貰えませんか。 |
| 市橋先生: |
その回数は私の感情で決めたわけではないことを理解して下さい。ここで音読80回がいかに効果があるかを次の2つで証明します。
(第1)小学校で習う計算の「九九」です。私達は小学校の時、何回も音読させられました。音読した結果、「九九」は頭に完全に定着し、その後復習する必要はなくなります。もし「九九」を暗唱せずに9を9回、頭の中で足し算していたら遅いだけでなく、足し間違えることも多いでしょう。
英語も同じなのです。文法ばかり学習しても音読しなければ、多くの規則が英語を話すときに去来してミスをするだけでなく、英語の思考形成、英語の語順が頭にインプットされていないので、英語が出てこないのです。ほとんどの日本人はこの状態にあるのです。つまり、英文法の例文を音読するのを避け、ひたすら規則だけを覚えて英語が話せないと文句を言い、英文法を悪玉にしているのです。
(第2) 音読の効果が絶大であることをそう瞑するもうひとつの例を紹介しましょう。音楽です。私は音楽のテープを約500本位もっています。時々テープをかけて聴きます。驚くべきことは500本のテープのどれをかけても各1曲、1曲の間の休止中、次の曲を当てられることです。私は努力して500本のテープの曲の順番を覚えたわけではないのです。
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